蟷螂拳
蟷螂拳
軽妙な身法による死角からの接近、緻密な手法、多彩な腿法(足技)のコンビネーションを得意とする迅速果敢な実戦拳法。 伝承によれば、明代末期(17世紀)の頃、山東省出身の王朗という人物が、 蝉を捕らえる螳螂(かまきり)の姿をヒントに創始したとされています。 螳螂の手法と猿の歩法を特徴とし、北派拳術十八門派の長所を集大成した総合拳法・螳螂拳は、 現在では世界中で修されるポピュラーな拳法で、門派の数も多く、多彩です。
九星会・東京支部での取り組み
当会では、数ある螳螂拳の源流といわれる七星螳螂拳を中心に教授しています。
また闇雲に多くの套路(型)を覚えるより基礎を重視し、エッセンスの理解と対人練習に重点を置きます。
【七星・秘門蟷螂拳 カリキュラム】
<基礎課程> 基本六路、七手
<中級・上級課程> 挿捶、小虎燕、崩歩、力劈、螳螂手、小番車、乱截
動画
中国河北省滄県を中心に伝えられ、熊の歩法と虎の手の動作から考案された、 打撃力の強大な拳法として知られています。 80年代後半に少年誌に連載された漫画『拳児』の主人公が使う拳法であったため、日本での知名度は高く、人気があります。 頂肘(肘の打撃技)などに代表される一撃必倒の剛拳の風格は独特で、機能美に溢れるダイナミックな拳法です。
九星会・東京支部での取り組み
当会では、李書文に学んだ劉雲樵公が伝えた台湾武壇系の八極拳を教授しています。
筋力に頼るのではなく、高度な身体操法から生み出される強大な運動エネルギーの蓄発を習得することが肝要です。
【八極拳 カリキュラム】
<基礎課程> 八趙、小八極、大八極
<上級課程> 連還拳、六大開拳
動画